子どもは下痢になる?いちご狩りで食べ過ぎ注意!その理由は?
いちご狩り。
春の訪れを感じさせてくれる楽しいイベントですよね。
真っ赤ないちごを好きなだけ食べられるなんて、子どもも大人もワクワクしますよね。
真っ赤ないちごを、制限時間いっぱい、お腹いっぱい食べられるなんて夢のような体験ですよね!
しかし、その夢のような体験が、子どもにとって悪夢に変わる可能性があるんです。
えっ!?いちごって体に良いんじゃなかったの?
そうなんです。いちごはビタミンCや食物繊維など、体に良い栄養素が豊富に含まれています。
しかし、食べ過ぎは禁物。
特に、子どもは大人よりも体格が小さいので、影響を受けやすいんです。
いったい何が起こるの?
下痢、腹痛、嘔吐など、様々な症状が現れる可能性があります。
そんなに恐ろしいの!?じゃあ、どれくらい食べたらダメなの?
子どもは、大人よりも少量で症状が現れる可能性があります。
子どもにとって、いちご狩りが最高の思い出になるように、そして、あなたにとって、いちご狩りが悪夢にならないように、今すぐ記事を読んで対策をしましょう!
それでは、保育園看護師かーちゃんが解説しますね。
いちごの成分や特徴について
いちごの100g当たりの成分は下記の内容になります。
- 水分 90 g
- 熱量 31 kcal
- たんぱく質 0.9 g
- 脂質 0.1 g
- 炭水化物 8.5 g
- 食塩相当量 0 g
- 飽和脂肪酸 0.01 g
- n-3系脂肪酸 0.02 g
- n-6系脂肪酸 0.03 g
- 糖質 7.1 g
- 食物繊維 1.4 g
- ビタミンA 1 µg
- ビタミンD 0 µg
- ビタミンE 0.4 mg
- ビタミンK 2 µg
- ビタミンB1 0.03 mg
- ビタミンB2 0.02 mg
- ナイアシン 0.4 mg
- ビタミンB6 0.04 mg
- ビタミンB12 0 µg
- 葉酸 90 µg
- パントテン酸 0.33 mg
- ビオチン 0.8 µg
- ビタミンC 62 mg
- ナトリウム 0 mg
- カリウム 170 mg
- カルシウム 17 mg
- マグネシウム 13 mg
- リン 31 mg
- 鉄 0.3 mg
- 亜鉛 0.2 mg
- 銅 0.05 mg
- マンガン 0.2 mg
- ヨウ素 1 µg
- セレン 0 µg
- クロム 0 µg
- モリブデン 9 µg
- 灰分 0.5 g
イチゴの成分から見たイチゴの特徴
いちごは、水分が豊富で、低カロリー、低脂肪、高食物繊維という特徴を持つ果物です。ビタミンC、葉酸、カリウムなどの栄養素も豊富に含んでいます。
水分: 90g
- 果物の中でも水分が多い方です。そのため、みずみずしくジューシーな食感を楽しめます。
- 水分が多いので、体内の水分補給にも役立ちます。
熱量: 31kcal
- 低カロリーなので、ダイエット中の方にもおすすめです。
- 間食にもぴったりです。
たんぱく質: 0.9g
- 果物としては比較的たんぱく質が多い方です。
- 筋肉や体の組織の形成に役立ちます。
脂質: 0.1g
- 脂質が少なく、ヘルシーな果物です。
- コレステロール値を気にする方にも安心です。
炭水化物: 8.5g
- エネルギー源となる炭水化物が含まれています。
- 果糖やブドウ糖などの単糖類が多く、吸収されやすいのが特徴です。
食物繊維: 1.4g
- 果物としては比較的食物繊維が多い方です。
- 腸内環境を整え、便秘解消に役立ちます。
- 満腹感を得やすく、ダイエットにも効果的です。
ビタミンC: 62mg
- 1日の推奨摂取量(100mg)の約6割を摂取できます。
- 美肌効果や免疫力向上に役立ちます。
- 抗酸化作用があり、老化防止にも効果的です。
葉酸: 90µg
- 妊娠中の女性に必要な栄養素です。
- 胎児の神経管閉鎖障害の予防に役立ちます。
- 造血作用や細胞分裂にも関与しています。
カリウム: 170mg
- 体内の余分なナトリウムを排出し、むくみ解消に役立ちます。
- 血圧を下げる効果もあります。
その他:
- ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB群、カルシウム、マグネシウム、鉄など、さまざまな栄養素が含まれています。
- アントシアニン、エルラグ酸などのポリフェノールも含まれています。
- ポリフェノールは抗酸化作用があり、老化防止や生活習慣病予防に効果的です。
イチゴの特徴まとめ
いちごは、水分、ビタミンC、葉酸、カリウムなど、さまざまな栄養素が豊富に含まれている健康的な果物です。美容や健康に良い効果が期待できます。
参考資料
いちごの栄養成分表(食品番号:7012 – ウラベル: https://s-hyoji.com/eiyo_keisan/?%E9%A3%9F%E5%93%81=%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%94&No=7012
いちご | 成分情報 – わかさの秘密: https://himitsu.wakasa.jp/contents/strawberry/
果実類/いちご/生 – 01.一般成分表-無機質-ビタミン類: https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=7_07012_7
いちごの食べ過ぎは注意しないといけない理由
イチゴの水分、ビタミンC、葉酸、カリウム、食物繊維をたくさん摂取しても、基本的には健康被害は起こりにくいです。
しかし、極端に大量に摂取すると、以下のような症状が現れる可能性があります。
水分
- 水中毒:めまいや頭痛、吐き気、嘔吐、意識障害など
- 低ナトリウム血症:倦怠感、頭痛、吐き気、嘔吐、筋肉のけいれん、意識障害など
ビタミンC
- 下痢、腹痛、吐き気、嘔吐
- めまい、頭痛
- 尿路結石
葉酸
- 吐き気、嘔吐、下痢
- 頭痛、めまい
- 不眠症
カリウム
- 高カリウム血症:不整脈、脱力感、しびれ、麻痺
カリウムは利尿作用が高く、いちごは水分量も多いのでトイレに行く回数が多くなります。
わたしはいちご狩りで調子に乗り50粒以上食べたので、終わった後にびっくりするぐらい利尿作用がありトイレに頻繁に行きました。
食物繊維
- 腹痛、下痢
- 便秘
- 腸閉塞
これらの症状は、イチゴを大量に摂取した場合にのみ起こり得るものです。
過剰摂取を防ぐために
- イチゴは1日200g程度を目安に摂取しましょう。
- 水分補給はこまめに行いましょう。
- ビタミンCや葉酸、カリウム、食物繊維を多く含む他の食品との摂取量を調整しましょう。
- 体調に異変を感じたら、すぐに医師に相談しましょう。
通常の常識ある適量であれば問題ありません。
妊娠中の方や持病がある方は、イチゴを大量に摂取する前に医師に相談することをおすすめします。
子どもは特に注意が必要?
子どもは大人よりも体格が小さいので、イチゴの過剰摂取による影響を受けやすい可能性があります。特に注意が必要な点としては、以下の2点が挙げられます。
水分
- 子どもは体重あたりの水分量が多いため、水中毒を起こしやすいです。
食物繊維
- 子どもは消化器官が未発達なので、食物繊維の過剰摂取による腹痛や下痢を起こしやすいです。
- 食物繊維の多い他の食品との摂取量を調整しましょう。
子どものイチゴ食べ過ぎ注意のまとめ
1日にとるイチゴの目安は、大人で約200g、幼児期は約100~150gです。
いちご一粒を15gから20gとして、大人は10から13粒ぐらいで子どもは5から10粒ぐらいが目安になります。
1~2歳の目安としては、いちご6個程度になります。
- 子どもは体格や年齢によって必要な栄養素量が異なるので、一概に「何個まで」とは言えません。
- 子どもにイチゴを食べさせるときは、様子を見ながら量を調整しましょう。
- アレルギーがある場合は、事前に医師に相談しましょう。
5歳の娘はいちご狩りで約20粒ほど食べたあと、30分ぐらいで激しい下痢におそわれました。
さいわい一時的で、すぐに治り良かったのですが皆さま注意して下さいね。
いちご狩りに行くと楽しくてついたくさん食べてしまいます。
お腹いっぱい食べたくなりますが、大人も子どもも食べる量を気にして楽しんでくださいね。
この記事を読んで頂いた方の悩みが少しでも解消できたら幸いです。
って妻が言うてます。