建築士が説明します!家を建てる時に必要な費用・経費・税金!
家を建てるというのは、多くの人にとって一生に一度の大きな買い物ですよね。
お金ってどれくらい必要なの?
家を建てる時には、様々な費用や経費や税金が発生します。
が、それらをすべて把握していますか?
いろんな費用が必要となりますが
すべてを把握している人はなかなかいてません。
けど、
必要な費用がわかっていないと予算をたてれなくないですか?
この記事では、建築士とーちゃんが家を建てる時に必要な費用や経費や税金をすべて教えます。
建設会社の担当者も教えてくれないことが多いから、
計画の段階からしっかり検討材料として知っておいてくださいね。
それでは、建築士とーちゃんが説明していきますね。
土地代
家を建てるには、まず土地が必要です。
土地代とは、土地を購入する際に支払う金額のことです。
土地代は、土地の場所や面積や形状などによって変わりますが、一般的には数百万円から数千万円が多いです。
土地代は、家づくりの中で最も重要な費用の一つです。
まず、購入を検討している地域の相場を知りましょう。
折り込みチラシや地域の情報誌などが参考になります。
相場より変に安かったり、高かったりする場合は
なぜ?
と、疑問を持ってその土地について調べて下さい。
我が家の土地探しの時に坪単価が安い大きな土地があったのですがよく調べると地盤がすごく悪いところでした。
その土地を見てから7年たちますが、いまだに売れていません・・・
進めてきた業者にはいまだに不信感はあります。
信頼できる業者としっかり相談できる関係を作っていい土地を見つけてくださいね。
建築費
建築費とは、家を建てる際に支払う金額のことです。
建築費は、家の規模やデザインや仕様などによって大きく変わりますが、一般的には数千万円が必要になってきます。
建築費は、家づくりの中で最も大事な費用の一つです。
多くの方は建築費が一番気になるところですよね。
予算を考えるときは土地代と建築費以外も気にしてくださいね。
我が家は計画時の予算を大きくオーバーすることを見越したうえで予算を計画していたので、余裕を持った予算を計画してくださいね。
11種類の諸経費
諸経費とは、土地代や建築費以外に発生する様々な経費のことです。
諸経費には以下のようなものが含まれます。
- 仲介手数料
- 引渡し費用
- 引越し費用
- 住宅ローン保証料
- 損害保険料
- 設計監理費
- 土地測量費
- 土地造成費
- 外構工事費
- 検査料
- 地盤調査費
仲介手数料
土地や建売住宅を不動産会社を通して購入する場合に支払う手数料です。
だいたい物件価格の3%+6万円+消費税が多いです。
引渡し費用
引渡し時に発生する電気・ガス・水道などの開栓・閉栓費用や鍵交換費用などで数万円ほど必要です。
引越し費用
引越し業者に依頼する場合はその料金や荷造り資材などで、数万円から数十万円ほど必要になります。
意外と忘れがちな費用です
住宅ローン保証料
住宅ローンを利用する場合に必要な保証会社の手数料で、借入金額の1~2%ぐらいが多いです。
損害保険料
火災保険や地震保険などの住宅に関する保険の料金で、契約期間や補償内容によって変わります。
設計監理費
注文住宅を建てる場合に必要な設計事務所や建築士の手数料で、建築費の10~20%ぐらいが多いです。
土地測量費
土地の境界や面積を測定する費用で、数万円から数十万円ほど必要です。
土地造成費
土地の高さや形を整える費用で、数十万円から数百万円ぐらいです。
外構工事費
門や塀、駐車場などの外周部分の工事費で、数十万円から数百万円ほど必要です。
検査料
建物を第三者機関などに調査依頼した際に支払う手数料で、数万円から数十万円ぐらいです。
地盤調査費
地盤調査とは、土地の強度や安定性を測定することで、建物の基礎設計や地盤改良の必要性を判断するための調査です。
調査費用は、一般的に数万円から数十万円ぐらい必要です。
建物を建てるうえで大事な調査費用と考えて下さい。
我が家の場合は地盤調査後、地盤改良が必要となり別途70万円ほどの費用が必要となりました。
諸経費は、土地代や建築費と比べると少ないかもしれませんが、積み重なるとかなりの金額になります。
諸経費は、事前に見積もりを取っておくことが大切です。
大きな6つの税金
税金とは、国や地方自治体に支払う義務的な金額のことです。
税金には以下のようなものが含まれます。
- 固定資産税
- 都市計画税
- 不動産取得税
- 印紙税
- 登録免許税
- 住宅ローン減税
固定資産税
土地や建物を所有している場合に毎年支払う税金で、評価額の約1.4%程度です。
ただし、新築住宅と住宅用地には軽減措置があり、最大で6分の1に減額されます。
都市計画税
都市計画区域内に土地や建物を所有している場合に毎年支払う税金で、固定資産税の約0.3%程度です。
不動産取得税
土地や建物を新築や購入した場合に一度だけ支払う税金で、評価額の約4%程度です。
ただし、一定の条件を満たす場合は減免される場合があります。
印紙税
契約書に貼る印紙にかかる税金で、契約金額に応じて変わります。
例えば、1000万円以下の契約では2万円、1000万円超~5000万円以下の契約では4万円です。
建設会社が出してくれるところが多い気がします。
登録免許税
不動産登記にかかる税金で、登記内容や登記種別に応じて変わります。
例えば、所有権移転登記では登録免許税法別表第一の割合(通常は2%)×評価額×0.4です。
住宅ローン減税
住宅ローンを利用して住宅を購入した場合に受けられる所得税の控除制度です。
ただし、対象となる住宅やローンには条件があります。
予算の中で税金を外していることが多いです。
家づくりでは無視できない費用になりますよ。
事前に大まかな計算して予算に入れてお行きましょう。
その他の費用
家を建てるには今まで話してきたこと以外にも必要となる費用があります。
- ランニングコスト
- 家具・家電
ランニングコスト
家の修繕や清掃などにかかる費用で、年間数万円から数十万円程度です。
ランニングコストは、家づくりの中で見落としがちな費用です。
家を取得してから必要になるので、あまり検討されないかもしれませんが、取得してから必要となる費用も予測しておくことが大切です。
家具・家電
家を取得すると家具・家電を購入することが多いです。
いがいと予算の中で一番考えないことが多いかもしれません。
たくさんの家具・家電を買いそろえるとなると大きな出費となるのでしっかりと予算として計算しておいたほうがいいですよ。
我が家では全家具家電を買いなおしたので、約150万円の予算を計画していましたが、極力安いものを選んだりまとめて購入で家電が安くなったので約90万円に抑えることができました。
まとめ
以上が、家を建てる時に必要な費用や経費や税金をすべて教えました。
家を建てる時には、これらの費用や経費や税金をすべて考慮して予算管理や資金計画をしなければなりません。
家を取得するときはしっかりと予算を計算してくださいね。
土地と建物だけの費用に目に行くことが多く、
予算オーバーになる方がたくさんいらっしゃいます。
特に建物は計画中にいろんな要素を入れたくなり金額がどんどん大きくなることが多いです。
トータルで計算し、予算オーバーする前提で計算することが大切ですよ。
この記事を読んで頂いた方の悩みが少しでも解消できれば幸いです。
って妻が言うてます。