注文住宅と建売住宅、建築士がおすすめするのはどっち?
さぁ!家を買おう!
と思って調べると、調べれば調べるほど悩む情報がいっぱいで自分にとって正しい選択肢はなんなのか考えすぎて、余計に悩んでしまいますよね。
新しい住まいを手に入れる際には、自分にぴったりの選択をすることが重要です。
情報があふれていて、何が正解なの?
そこで注目すべきなのが、まずは「注文住宅」と「建売住宅」の二つの選択肢です。
それぞれには利点と制約があり、自分の理想の住まいを実現するためにはどちらが最適なのかを考えてみましょう。
この記事では、建築士とーちゃんが今までの経験と、個人的な考えを入れながら答えていきます。
結論から言うと、
どっちも正解!
この住宅関係の私の記事では定番な答えになってたりしますが、100組の家族がいてたら100通りの答えがあるべきと考えます。
どちらにもメリット、デメリットがあり個人の考えや環境によってどちらが正解や間違いということはありません。
検討されている方が自分にとってどちらが最適な選択かを考えるには情報が必要です。
読んで頂き少しでも参考になれば幸いです。
それでは建築士とーちゃんが解説していきますね。
注文住宅の特徴
注文住宅は、自分自身のアイデアや個性を反映させながらオリジナルの家を建てることができる住まいのスタイルです。
一番の魅力は、カスタマイズの自由度の高さにあります。
注文住宅が選ばれる理由を探ってみましょう。
独自のデザインと間取り
注文住宅では、建築会社や設計士に自分の理想や要望を伝えることができます。
カスタマイズの自由度が高く、間取りや内装、設備など、細かい部分まで自分の好みに合わせて選ぶことができます。
個別の要素にこだわりたい方にとって、注文住宅は理想的な選択肢です。
建築会社によっては注文住宅でも間取りに制限がある場合もあります。
打ち合わせで自分の考えが反映できるか相談してくださいね。
品質と性能の厳選
注文住宅では、自分自身が建物の品質や性能について厳密に選ぶことができます。
高品質な素材や設備を選択することで、耐久性や快適性を向上させることができます。
建物の耐震性や断熱性など、自分のライフスタイルに合った性能を重視することができます。
建築会社によって得意な工法や品質があります。
自分の求めている耐震性や断熱性能がかなえられるのかしっかり相談しましょう。
ライフスタイルに合わせた機能性
注文住宅では、自分のライフスタイルに合わせた機能性を追求することができます。
キッチンやバスルーム、収納スペースなど、日常生活で重要な要素を自分のニーズに合わせて設計することができます。
家族構成や趣味、将来の計画などを考慮して、機能的な住まいを実現することができます。
担当と相談前にまずは自分の事をまとめてみましょう。
日常生活で家に求めること紙に書き出してみましょう。
例えば、日常の自分の動きを考えてみましょう。
朝起きて夜寝るまでの動きのルーティンがあると思います。
上着の着脱の場所、部屋着の着脱の場所など
自分が家の中でどう動くのか、
洗濯する場所と洗濯ものを干す場所など日常生活で無駄な動きなく楽に動ける自分なりの動線を考えてみましょう。
長期的な投資価値について
注文住宅は、自分の希望や要件を反映させたオリジナルな住まいです。
そのため、将来的に売却する場合でも、他の物件と比べて競争力があります。
自分のこだわりが反映された住まいは、他の類似物件よりも魅力的であり、長期的な投資価値を持つことが期待されます。
売却を検討していなくても資産価値の高い高性能な家は
メンテナンスが楽な場合もあり数年後の修繕費用も安く抑えられる可能性があります。
将来、売却を検討している場合、あまり個性色の強いカラーリングや形をしていると資産価値が低くなる場合があるので注意してくださいね。
注文住宅の制約と注意点
注文住宅にはいくつかの制約や注意点も存在します。
相談から完成まではかなりの時間がかかる場合があり、設計や建築の手続きには十分な時間を確保する必要があります。
また、予算を超える可能性もあるため、費用面の検討も重要です。
完成までのスケジュール管理や関わる人たちとのコミュニケーションも重要な要素であり、信頼できる建築会社や設計士との良好な関係を築くことが求められます。
一番は予算がオーバーしてしまう事が多いです。
自分に合ったいいものを考えていくとキリがないです。
予算オーバーする前提で自分の予算を出し、その金額で建築会社と話を進めていくといいかもしれません。
予算が余るのであれば家具などの資金にまわしやすくなりますね。
注文住宅のメリットとデメリット、特徴のまとめ
注文住宅は、自分自身のアイデアや個性を反映させながら建てることができる魅力的な選択肢です。
カスタマイズの自由度や品質と性能の選択、ライフスタイルに合わせた機能性など、自分の理想の住まいを実現することができます。
ただし、時間と予算の制約、相談から完成までのスケジュール管理の難しさにも注意が必要です。
最終的な選択は、自分の優先順位や要素に基づいて行い、信頼できる建築会社や設計士との協力を通じて、自分にとって最適な注文住宅を実現しましょう。
自分の考えや好みをまとめて建築会社の担当に伝えて家の形を作り上げていく時間やコミュニケーションでギブアップされる方もいます。
そのため、信頼できる建築会社で信用のできる担当が付いてくれるかで大きく違います。
大変なおもいをしながら出来上がった、こだわりの家は愛着があり長く大事に住み続けることができますよ。
建売住宅の特徴
建売住宅は、即入居が可能で手頃な価格が魅力の住まいです。
多くの人々が建売住宅を選ぶ理由として、その利点が挙げられます。
建売住宅の特徴について詳しく探ってみましょう。
即入居の利点
建売住宅は既に完成しており、即座に入居することができます。
住まいを見学しながら、実際の状態や間取りを確認することができるため、イメージしやすく安心感があります。
転居の急務や引っ越しの手間を減らしたい人々にとって、即入居は大きな利点となります。
注文住宅と違って完成の状態を見て入居できるのは一番のメリットです。
注文住宅では完成したときイメージと違っていたという可能性があります。
手頃な価格
建売住宅は一般的に、工務店や不動産会社によって大量生産されているため、割安な価格で提供されることがあります。
建築過程での経済的なメリットが反映され、予算の制約を気にせずに住まいを手に入れることができます。
初めての住まいや経済的な面を重視する人々にとって、手頃な価格は魅力的な要素です。
家こだわりがなく他の物や趣味にお金をかけたい方には、時間も費用も抑えることができるのがいいですね。
ただ、大量生産をして短期間で完成させることでコストを抑えていることもあり工事が雑になっている可能性もあるので、注意してチェックしましょう。
カスタマイズの制約
建売住宅は大量生産されるため、個々の顧客の要望には柔軟に対応できません。
カスタマイズの自由度は注文住宅に比べて制約されることがあります。
自分の理想に完全に合致させたい場合や、細かな設計のこだわりがある場合には、建売住宅では限定的な選択肢に制約されるかもしれません。
価格を抑えて完成されている建売住宅が多く、設備などのグレードを変更したくても難しいことが多いです。
周囲の景観や環境への制約
建売住宅は、一定の計画や設計に基づいてまとめて建てられるため、周囲の景観や環境に制約が生じることがあります。
個々の敷地や立地条件に応じた柔軟なデザインやレイアウトは制約され、他の住宅との統一感が求められることがあります。
同じ形の建売住宅を大量生産していることもあり、同じ形の家がずらりと並び一体感はありますが、反対に特徴がないとも見えるので好みがはっきり分かれます。
建売住宅のメリットとデメリット、特徴のまとめ
建売住宅は、即入居ができ手頃な価格が魅力の住まいです。
即座に住むことができる利点や手頃な価格にがあります。
ただし、カスタマイズの制約や周囲の景観への制約なども考慮する必要があります。
自分の優先事項や予算に合わせて選択することが重要です。
建売住宅は、手軽さや経済性を求める方にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
同じ完成された家でも、建築会社のモデルハウスとして建てられた家を購入する方法もあります。
即入居は難しいですが設備のグレードが高くオシャレな家を通常より安く購入できるので一つの方法として検討してみるのもいいでしょう。
注文住宅と建売住宅のまとめ
予算、希望の重要度、時間の制約、品質と性能の重要度などを総合的に考慮しましょう。
注文住宅は自由度が高く、自分の理想の住まいを実現できる魅力があります。
しかし、完成まで時間がかかる上、予算の制約もあるかもしれません。
もし時間的余裕や予算に余裕があり、自分のこだわりを反映させた住まいが欲しい場合は、注文住宅が適しています。
建売住宅は即入居が可能で価格も手ごろですが、カスタマイズの自由度は制限されます。
もし即入居や手頃な価格が重要な場合、かつカスタマイズにこだわりがない場合は、建売住宅が適しています。
最終的な選択は、自分の優先順位や要素に基づいて行いましょう。
建築会社や不動産屋と相談し、注文住宅と建売住宅の利点と制約を理解しながら、自分にとって最適な選択をすることが重要です。
新しい住まいは、快適さと満足感を提供する大切な要素ですので、慎重に検討してください。
最終的には、自分の理想に近い住まいを手に入れるために、選択を行いましょう。
建築士としての私の考えは、最初に結論として言ったように、どちらを選んでも正解です。
特徴をよく理解したうえで自分の好み、家族の考えを話し合い決めて行くのが一番の正解と私は考えます。
そのため、100組の家族がいたら100通りの答えがあってもいいと私は考えます。
家は長く生活する環境の場であり高価な買い物となるので、しっかり検討してくださいね。
購入者の状況もわからずに「絶対にこっちがお得!」って言いきる人がいてるなら、私は「あまり信用できない人かな?」と感じます。
この記事を読んで頂いた方の悩みが少しでも解消できれば幸いです。
って妻が言うてます。